-Road to THE FINAL- 滋賀レイクスターズ プレイオフ特設ブログ

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VOICE OF LAKES #8-岡田優

VOICE OF LAKES第8回。
今回は地元・大津市出身のシューティングスター、ユウの登場です。





今シーズン、前半は彼本来の力を発揮できなかったユウ。
高松で運営会社の破綻を経験し、苦しい前シーズンを戦った後、FA権を行使してレイクスに加入したユウは、いつもとは違うシーズンの入り方をした中で、今までにない苦しみがあったようです。
それだけに、プレイオフに対しての決意は、並々ならぬものがあります。
彼の決意を、感じていただけたら幸いです。




―今シーズン、ここまでの戦いはいかがでしたか。

前半は、自分が思っていたより、体が動かなかった。
レイクスに加入し、シーズンが始まってまだちょっとくらいは、そんな感じだった。
昨年、高松でシーズンが早く終わってしまって、チームがどうなるかわからない状況の中、自分はFA権を行使して、次のチームを探す活動に入ったけど、それは結構、精神的にも複雑だったし、きつかった。
高松に残る仲間もいる中だったし…。
今までにない、経験したことのない感覚だった。



―どん底だったのですね。どこから、状況が改善したのでしょう。
ずっと力が出せない状況が続いていたが、年末、アウェイの浜松戦が終わったあと、バスケのことはなにも考えずに年末年始のオフに入った。
新年最初の新潟戦、思いのほか体が動いた。
それから少しずつ改善している。
苦しかったとき「考えすぎるな」といろんな人が言ってくれて、今思うとそれはすごく助かった。



―現在は、ベンチスタートが多い中、どう試合に臨んでいますか。

今までだったらスターターなのが当たり前で、平日の練習は調整を中心に、比較的軽い気持ちで臨んでいた。
だけど、今は、自分が数字(=平均得点などのスタッツ)を持ってない。
5対5の練習に、必死で挑んでいる状態。
それだけ、チーム内の競争は激しいから。

シーズン当初は「ベンチスタートの限られた時間で得点をどれだけ重ねるか」だと思ってやってきた。
今から思えば、それが空回りしていた。
それが原因で、変に張り切って無理なシュートを打つことが多くなって、それを外して…という悪循環に陥っていた。
「打つのが怖いな」という時期もあって、せっかくフリーでもらったのに躊躇して打てなかったこともあった。
気持ちが原因で、もともと持っていた技術レベルまでが落ちていくような、そんな感覚だった。





―その状況を乗り越えて、今は、2ケタ得点をするゲームも増えてきましたね。

今は、周りに得点ができる選手がいっぱいいることを、本当の意味で理解できてきた。
だから開き直れているし、自分のタイミングで打たせてもらってる。
今の自分は、何らかの変化がほしい時に出ることが多い。
その変化が、得点とは限らない。
ゲームの流れを切らないように、いい状況にもっていって、次に渡す。
そういうことを心がけている。


―そこで、いよいよプレイオフが始まります。

プレイオフになると、(試合時間の)40分はすごく長く感じる。
たった1ゴール、2点のビハインドでも、すごい緊張感に襲われる。
その緊張感を楽しめればいいんだけどね…。
自分は、プレイオフは出場したことはあってもまだ勝った経験がない。
(1勝1敗の後の)エキストラゲームで負けたこともあった。
得点、ディフェンス、アシスト…。
何かはわからないが、そのとき求められる自分の仕事を精一杯やるだけ。
一人ひとりがチームプレイをやれれば、結果はついてくると思う。




―地元・大津市出身の岡田さんが加入して、喜んでいるレイクスブースターも多いです。メッセージを。

最終戦の後のあいさつでも言ったけど、すごくサポートしてもらっているのに、まだしっかりとした仕事ができてないと思っている。
今の僕の仕事は、数字(得点)だけじゃない。
勝つその瞬間まで、コートで何ができるか、何をするか。
ゲームの流れを切らないプレイで、勝利に貢献することだと思っている。
チームとしてのブースターさんへのメッセージは、レギュラーシーズンなら「レイクスのオフェンスでハイスコアリングゲームを楽しんでください!」と言いたいところだけど、プレイオフは結果がすべて。
どんなにダサい、カッコ悪い試合をしても、最後に勝てばいい。
そういう気持ちで戦う。


(編集後記)
苦しみぬいた今シーズン、最後の山場が、ユウにも訪れているようです。
自分自身と戦い続けたこのシーズンを乗り切り、さらに大きなプレイヤーに成長してみせる…。
そんな決意が、ひしひしと伝わってきました。
最後の写真はシュートのあとのフォロースルーなんですが、まるでマエストロ(指揮者)のよう。
ユウのシュートで、レイクスを勝利に導いてほしいですね!

 
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Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2011年04月26日08:25



VOICE OF LAKES

VOICE OF LAKES #7―小川伸也

VOICE OF LAKES第7回。
今回は…シンヤ!





シンヤはシーズン当初はスターター、シーズン半ばからはベンチスタートへと仕事場が変わり、ゲームへの入り方も変わる中、与えられた環境で淡々と自分の仕事を追求する姿が印象的です。
シンヤはバスケットボールが本当に大好きで、言葉が少ない分、秘めた思いは、人一倍強い。
そんなキャラクターが存分に出たインタビューでした。
言葉が少ないので、ほぼノーカットでお届けします。


―今シーズンはここまでどんなシーズンでしたか。
シーズン当初はスターターで、途中からベンチスタートになったけど、やることは変わらない。
まずポイントガードとして、ターンオーバーを招くミスをしないこと。
そして、いいシュートを作り出すこと。
それはスターターでもそうじゃなくても変わらないけど、ベンチスタートだと一つのミスがいい流れを切り、悪い流れを作る可能性が強いから。




―流れ、というのは難しいですよね。
いい流れを作るには、いかに統一したプレイ、一貫性のあるプレイを続けられるかどうか。
バスケットボールはもちろんシュートを決めるスポーツではあるけど、シュート以外のプレイが本当に大事だ。
ディフェンスをしっかりできるかどうかも大事だけど、オフェンスは「ここで打つだろう」とチームが認識しているシーンでシュートを打てば、そんなにその後のディフェンスも乱れない。
そこも、いかにチームとして意識を統一し、その統一を実行できているかが大事。



―シンヤの思う、プレイオフとは。

一発勝負なので、シーズンの順位は参考にしかならない。
プレイオフ進出ぎりぎりの順位でも、今現在、勢いのあるチームもある。
それにNBAのように7戦シリーズだったら地力の差が最後に出るけど、bjリーグの場合はファーストラウンド、カンファレンスセミファイナルが2戦シリーズだし、ファイナル・フォーは1戦しかない。
だから、今4位のレイクスだってアップセット(=下位チームが上位チームに勝つこと)の可能性は十分にある。
たとえ相手が大阪でも、沖縄でも、浜松でもね。

だからとにかく最初が大事。
1Qからペースをつかめるかどうか。
2戦シリーズのファーストラウンド、カンファレンスセミファイナルでは初戦は絶対とらなきゃいけない。
そこにフォーカスしなきゃいけないと思ってる。






(編集後記)
レイクスの中でもかなりのNBAフリークのシンヤ。
今週末から始まっているNBAプレイオフもだいぶ見ているようですよ。
インタビュー前後では、「あいつ上手い」、「なんであのトレードしたんやろね」とひとしきりNBAトークで盛り上がりました。
今をときめくデリック・ローズ(シカゴ・ブルズ)はもちろん、渋いところではダレン・コリソン(インディアナ・ペイサーズ)など、やはり同じガードプレイヤーが気になるようです。
そして各チームで、個性や戦術がはっきりしているヘッドコーチの違いや、そこから見える哲学を楽しんでいるようですね。
ちなみに、普段のNBAトークの相手は、チームメイトではもっぱらジョーだそうですよ!

Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2011年04月21日18:40



VOICE OF LAKES

VOICE OF LAKES #6―坂井信介代表兼GM

VOICE OF LAKES第6回。
今回は、選手ではなくフロントからの登場になります。
語るのは、滋賀レイクスターズ代表取締役社長兼GMの坂井信介。
チーム編成責任者のGMとして、また運営会社の社長として、創設3年目のプロバスケットボールチームとしてのレイクスはもちろん、レイクスはどんな事業規模にあるのか、これからのレイクスの姿、中長期的な未来へのビジョンを語ります。
聞き手は、ゲームデイプログラムのインタビュー記事などを手がけ、レイクスをもっともよく知るライターの白井邦彦さんです。
いつもとは違う角度から、レイクスをさらに知るきっかけになれば、幸いです。



―レギュラーシーズン全ホームゲーム日程を終えました。今の感想は。


まずは未曾有の大震災後、まだ社会情勢が混乱している中、リーグ戦を再開して、全ホームゲーム日程を全うできたことに感謝です。あらためて犠牲者に哀悼の意を表し、被災者の皆さまにお見舞いを申し上げると共に、震災後の4試合に来場いただいたブースターの皆さま、スポンサーの皆さまにお礼を言いたいと思います。

試合中止となった彦根での2日間の救援活動に、5000名近くの方の協力、多くのブースターボランティア、彦根及び年間の協賛企業をはじめ近江高校の学生さん、彦根市体育センター等に協力いただきました。400万円を超える募金と10トントラック4台の物資が集まりました。
ある意味で、今年一番印象に残る出来事でしたし、あらためてレイクスの事業の社会的意義、責任を考え直す機会になりました。
これから日本は国をあげて復興に向かっていくわけですが、レイクスとしてはスポーツイベントを通じて復興機運を高めていきたいし、創設時にモデルのひとつとした仙台89ersへの支援も、できるだけがんばりたいと考えています。



―今シーズンを振り返ると、どんなシーズンでしたか?


3年目のシーズンですが、今年もアッという間に過ぎた印象です。
観客動員はプレゲームを含めて44,567人。彦根2試合のキャンセルが響きましたが、1試合平均は1,783人で、対前年280人伸びました。3年間、順調に動員を増やしているチームはリーグ内でも少ないんですよ。ブースターやスポンサーの皆様に感謝です。
あとはプレイオフファーストラウンドをホームで開催できれば、目標の動員50000人を超えることができる。
今週末の高松戦を連勝して、4位以内を確定したいですね。
そうすれば、初のシーズン勝率6割と30勝です。

チーム編成面では今年、リーグ平均以上の予算を初めて投入し、意欲だけではなく、編成予算面でも上位進出を真剣に狙ったシーズンでした。
2位以上に入るためには同カードで連敗しないのが重要です。
その意味では、12月のアウェイ浜松戦を除いては連敗もなく、1月末までは良い勝率を維持できていましたが、bjリーグは甘くなかった。順位争いが熾烈化する後半戦に対応しきれていなかったことが、2月以降の6連敗という結果に現れてしまった。
そこは反省点です。
上位チームは後半戦に大きな連敗をせず、6割以上の勝率をキープしています。
残念ながら、6連敗をしたレイクスには、チームにも会社にも何か欠けていたのだろうと思います。



―石橋貴俊前ヘッドコーチの解任は、連敗が原因だったのですか?


解任を決めたのは、島根、宮崎、沖縄戦にかけて5連敗した時点でした。
マイキー(・マーシャル)の欠場が影響したのは確か。
ですがそれを差し引いてもチームの統率がとれておらず、敗戦の内容も悪かった。
このままでは、マイキーが復帰しても勝率の維持、プレイオフを勝ち抜く可能性が低いと判断しました。
解任時点の3位より順位を下げてレギュラーシーズンは終わるかもしれませんが、根間洋一HC代行がよくチームをまとめつつありますし、プレイオフを勝ち抜く可能性はむしろ高まっていると考えています。


―今シーズンの運営面については。


まず、レイクスは親会社を持たないチームであり、沖縄や仙台と同じく、地元企業やブースターの支持を受けて初めて成立するチームです。この事業は収益が一番の目的ではありませんが、社会的責任を全うしていくためには継続的な活動が必要で、運営会社の採算がとれていることが絶対条件です。
欧米の歴史あるプロスポーツは産業として成立していますが、日本はプロ野球も大企業が運営しているし、Jリーグも大部分がそう。そんな中、市民型チームで収支をとり、事業を拡大していくのは運営側の我々にとって大きなチャレンジといえます。
bjリーグでは既に沖縄が昨年黒字化を達成しました。他にも新潟、仙台、浜松は実質的に収支がとれている。bjリーグはスポーツ界でもっと評価されていいと思っています。
その中で、滋賀も後に続けと今季は単年黒字化を目指して運営をしてきました。
運営については、興業収入、スポンサー収入、関連事業収入の3本柱でバランスよく収支をとることが重要だと考えます。関連事業はスクール、自動販売機、イベント参加、グッズ販売など。
今年は3本柱がバランスよく伸ばせました。
この3本柱のバランスがいいと、各部門が同時成長していきやすい好循環が生まれます。



―レイクスの実際の会社収支の推移はどうなっているのですか。


1年目の赤字額は6500万円でしたが、2年目は2500万円と半分以下になりました。
3年目の今季は単年度黒字化を絶対目標としてきました。総コストは2憶6000万円です。
今季は観客動員も増え、スポンサーも昨季の200社から280社近くまで増えているので、予算計画に沿ったペースで2月まできていました。
 
その状況で、3月の彦根ゲームの中止は正直なところ痛手でした。
ですがその時に救援活動を行ったことは、社会的に意義があったと思います。
多くのブースターやスポンサーの協力を得ることができて感謝しています。
実は中止になった彦根の大分戦では、地元企業34社の特別協賛を得ていたのですが、中止にも関わらず、ほとんどのスポンサーが、急きょ実施した救援活動を評価していただき、そのままスポンサー料を支払っていただいたのです。
彦根市体育センター、彦根市教育委員会も体育館の使用料を大幅に減額してくださいました。これによって、損失額を最小化することができています。
この場を借りて、あらためてお礼を申し上げます。

ホーム最終節の宮崎戦(野洲市総合体育館)はパールライス滋賀様の冠ゲームだったのですが、彦根で露出機会を失ったスポンサー数社に対し広告枠を譲っていただきました。
パールライス冠ゲームの中で同じ食品会社のマクドナルドが特別協賛。
通常、同業他社といえる両者が同居する協賛は、業界の常識としてはあり得ないこと。
パールライス滋賀様のご厚意に大変感謝しています。

今年度収支としては、あとはプレイオフをホーム開催できれば、何とか黒字化できると考えています。
ただし、黒字化はゴールではない。
大資本を持たずにスタートしたレイクスの「事業継続性」にめどがついた段階に過ぎず、そこで歩みを止める訳にはいきません。
選手の待遇もまだまだだし、会社スタッフも少人数で激務をこなしているのが現状です。
今後は事業拡大とともに収益率の向上をはかり、選手、会社スタッフ、他協力業者などの待遇向上にアプローチする必要があります。
その過程で今より多くの社会的責任や意義を持てる事業に育てたいですね。



―具体的に必要なチーム運営費はどれくらいのものですか。


 チーム運営費は、選手、コーチ、トレーナーなど15人レベルの人件費に加え、遠征費や合宿費、そして通常練習の費用など。これは、現在の会社の総支出の約40%で、金額で言うと1億円程度になります。この運営費は、bjリーグの平均を超えています。


―その運営費を削減するために、遠征人数の制限や移動手段の節約を実施されているのでしょうか。

ついに来ましたね(笑)。
よく訊かれる話題です。
ブースターのみなさまの感情としては、遠征には全員で選手に負担の少ない移動方法で遠征してほしいという意見は当然あると思います。ただアマチュアではなくプロチームとして、あまり「何でも皆で」と浪花節に走りすぎず、強化と収支のバランスを常に上手くとる必要があります。

まず遠征人数の制限に関しては、収支面よりも強化面を考えた取り決めという色合いが強いですね。
昨季から関西以外の遠征人数は10-11人と決めています。
チーム運営費で1億近く使っている中で1-2名の遠征費を削減しても、それほどコスト削減の効果はありません。
むしろ、チーム内での競争力を維持する目的の方が大きい。
バスケットボールの試合は実質7-8人で行われますし、26週間の長丁場であるレギュラーシーズンでは、選手のコンディションが常に変化していることが主な理由です。
その週に調子がよく、評価の高い10人が遠征に行くという取り決めによって、常に選手の競争心やコンディション維持に意識が高くなると考えています。bjリーグのほとんどのチームが同様の遠征制限を実施していますし、他のプロスポーツでも遠征人数の制限は常識です。

また、移動については、1年目は仙台、大分へもバスで往復していましたが、昨シーズン後半から片道10時間を超える遠隔地はバス以外で移動しています。福岡まではバス、大分は新幹線&特急というのがひとつの基準です。

ちなみにリーグ規定では、150km以上の遠征は前日入りが義務付けられていますが、前日入りしている限りは、バス移動でも翌日の夕刻以降のゲームに悪影響はないと考えます。
そこでコストや備品運搬の利便性を考えると、片道10時間以内の福岡まではバス移動が好ましい。
ただ、大分は片道12時間ほどかかるため、遠征先での前日練習が夜になってしまうか、滋賀出発がかなり早朝になるため、生活のリズムが狂いかねないので、バス移動は止めました。

とはいえ、遠征人数、移動手段は今後も毎年見直しが必要と思っています。プレイオフはもちろん、全員で行きますのでご安心ください!



―そのプレイオフの展望をお聞かせ下さい。


昨季は大阪に完敗でした。
経験の差だったと思います。
しかし今季の戦力は上がっているし、昨季の経験もあるので、昨季よりもファイナルまで勝ち抜ける可能性は高いと思います。
ファーストラウンドをホーム開催して勢いをつけ、現在リハビリ中のペップ(ジョシュ・ペッパーズ)の復帰を間に合わせることができたら、更にプラス材料が増えますね。


―それでは、レイクスの今後の展望は。

まず短期ベースでは、今年、プレイオフファーストラウンドからの初優勝! そう、レイクス劇場、いや“ミラクル・レイクス”の達成です。中期ベースでは、常勝チームに成長して滋賀県民の期待を今まで以上に背負い、その期待に応えていける存在に成長させたい。 

また、現在サポートしているカヌーと陸上選手の2名以外にもサポート選手を増やし、滋賀で五輪選手を養成していきたいと思っています。もちろん、今も行っているバスケットボール、チアリーディングの両スクール事業の規模、種類を増やしていきたいですし、レイクスの練習生も増やしたい。
将来的には、レイクスの生え抜き選手を育てていきたいですね。

レイクスは地元の個人、法人のみなさまの支持、支援を集め、プロスポーツであるバスケットボールチームをシンボルとしながら、他競技の地元アスリートを応援したり、若年層を対象にしたスクールを運営する多角化を図って、滋賀の求心力になりたい。まだ抽象的ですが、バスケットボール選手や他所属選手だけでなく、レイクスを成立させている個人、法人、スクール生徒や他多くの関係者全てがレイクスの構成要素であり、そのすべてを含めてレイクスターズ=レイクスというような存在になれば最高です。

欧米のスポーツクラブは、地域アイデンテイティーと一体化しているクラブを見受けますが、レイクス
ブースターのみなさまの熱い応援ぶりを見ていると、その可能性を感じます。

ひとつの未来像として、具体的には5-10年以内にホームアリーナに近い施設の新設を目指します。
仙台市では民間資金で収容人員5000人級のアリーナを建設中で、仙台89ERSがメインで使用する予定です。現在は、震災の影響で建設が中断されていますが、早期再開の上、2012-13シーズンには使用見込みと聞きます。また新潟の長岡市では、公共施設ながら仙台と同規模のアリーナが建設中で、新潟アルビレックスBBが来シーズンからホームゲームの4割近くを開催するようです。

滋賀にも、レイクスのゲームや他のスポーツ、全国大会レベルの競技大会やコンサート興行が実施できる5000人規模のアリーナができれば、地域アイデンテイティーの育成や経済効果など、本当の意味で地域活性化に貢献できると思います。

大規模興行が行われるアリーナは地域シンボルの一つになりえます。こういう構想の軸となるのが、地元のプロチームの定期的なホーム興行です。そのために、まずはレイクスが地域の支持を高め、試合への来場者数を年々増やしていけるように努力します。


―最後に読者へのメッセージをお願いします。


ブースター、スポンサー企業のみなさま、3年目のレギュラーシーズンの応援、支援をありがとうございました。また、この度の救援活動へのご協力にも併せて御礼申し上げます。また、プレイオフファーストラウンドのホーム開催が未確定にも関わらず、現段階ですでに多くのチケット購入や特別協賛を約束いただき、感謝しております。

まずは悲願のファイナル進出に向け、プレイオフはぜひとも地元開催でスタートしたい。そのためにも、今週末のレギュラーシーズン最終節のアウェイ高松戦での2連勝に向け、応援をお願いしたいと思います。そして地元開催が実現した暁には、日本一のブーストでレイクスに勢いをつけていただきたいと思います。
応援、よろしくお願いいたします!


Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2011年04月20日22:30



VOICE OF LAKES

VOICE OF LAKES #5-マイキー・マーシャル

VOICE OF LAKES第5回。
レイクスのエース、#0マイキー・マーシャルの登場です!





ブースターとのふれあいでは茶目っ気たっぷりのマイキー。
「スリーポイントメガネ」はすでに定番ですよね。

しかし「プレイオフで勝つには?」をテーマとするVOICE OF LAKESでは、各国のチームで実績のあるエースとして、いつもよりぐっとシリアスに語ってくれました。
じっくりとお楽しみください!


―今シーズン、ここまでを振り返ってください。

私もチームも、シーズン当初はすごくいいバスケットボールをしていたと思う。
しかし、私が怪我をしたあたり(2月)では、フラストレーションがたまったね。
シーズン途中ではレイ(・シェファー)がまた帰ってきて、ペップ(ジョシュ・ペッパーズ)も加わったし、いろんな変化があった。
ペップが怪我をしてしまったけれど、あと2試合、フィニッシュを力強く飾って、100%の状態でプレイオフへつなげたいね。
―ついに来週末はプレイオフです。
まずは、メンバーが100%健康で迎えること。
そして「勝ち方」を知らないといけない。
勝つことを考えれば、プライドも、何も関係ないんだ。

―マイキーの考える「勝ち方」への近道とは?

まずはディフェンスだね。
コートにいる5人が、それぞれの役割を理解することが重要だ。
オフェンスでもそれは同じ。
高校生のチームじゃないんだから、全員がプレイできるわけじゃないし、全員がシュートを打てるわけじゃない。
すべてのプレイにおいて、その状況ではどうパスをして、誰がシュートを打つのがベストか、コート上の全員が理解していなくてはいけない。
NBAでも、レブロン・ジェームスやドウェイン・ウェイドのようなエースプレイヤーにパスをまわす戦術を中心にしつつ、オープンでなければほかのプレイヤーに回すというフィロソフィー(哲学)でやっている。
「Just Find the Open Man」(空いている選手をさがせ)だよ。


―自身の役割はなんだと思っていますか?
コーチから求められているのは、オールラウンドに、今よりチームをよくすること。
パス、シュート、そしてディフェンスすべてにおいてね。
たとえばレイクスではゲイリーがスティールを一番しているんだけど、ブロックが一番多いのは私。
ゲイリーはスティールが多いけど、スティールを狙うギャンブルをして抜かれることもあるから、そこは私がブロックしてカバーしている、という数字がここに出ていたりすると分析しているんだけど(笑)
それはあくまで一例。
ただそんな風に攻守両面でチームのレベルを少しずつ上げる役割を担えればいい、と思っているよ。



―プレイオフは、まったく違ったバスケットボールになります。
大事なのは、「スマートにプレイすること」だと思う。
説明するのは難しいけど、起こりうるすべてのケースに対して準備し、対応することだね。
フィジカルコンタクトが激しくなるのか、そうでないのか。
その日のレフェリーのファウルコールのジャッジの判断基準も、レフリーによっても、ゲームの状況によっても変わる。
プレイオフだからといって、むやみやたらにフィジカルなディフェンスをすればいいというものじゃない。
相手チームの選手だって、一人ひとり違うわけだしね。
それを試合中に判断して、それに合わせてプレイするんだ。
そういう適応が、より重要になると思う。

―今期はアリーナへの来場者もかなり増えていますが、レイクスブースターについては。
レイクスのブースターは本当に偉大だ。
そんな彼らに応えるべく、エネルギーをゲームに持ち込むプレイをし、エンターテイナーでありたいといつも意識してプレイしている。
私もNBAを見れば、ダンクやアリウープを見たいし、びっくりするパスを見たい。
それと同じような魅力、感動を、ゲームに来てくれたブースターには味わってほしいんだ。

―そんなレイクスブースターにメッセージを。
あなたたちがサポートしてくれる限り、私はがんばれる。
ぜひ、今週末の高松戦に勝ってファーストラウンドのホームコート開催を勝ち取り、あなたたちのサポートを受けて戦いたい。
いつもよりもうちょっとだけ大きな歓声で、私たちを支えてほしい


(編集後記)
日本、アメリカはもちろん、エジプトやクウェートなど中東のチームでも経験を積んできたマイキー。
その言葉には、やはり重みがあります。
マイキーが追求するのは、勝てるチームでありながら、観る者を楽しませるチームであること。
そんな思いが伝わってきました。
プレイオフでの、彼のプレイが楽しみですね!

Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2011年04月20日12:39



VOICE OF LAKES

VOICE OF LAKES #4-根間洋一HC代行(2)

VOICE OF LAKES第4回。
週末の宮崎戦を受けて、根間洋一HC代行に今週の試合を振り返ってもらいます。
さらには高松戦、プレイオフへの現時点での展望を聞きます!






―宮崎戦は2試合とも快勝でした。


福岡戦の連敗後、内容よりは集中してゲームに入り、いい雰囲気を取り戻すことを重視した。
その意味で、前回に続いてたくさんのブースターさんの後押しがあったのはありがたかった。

内容としては、宮崎の外国人が1人だったことから、パワーフォワードのところが逆ミスマッチになってしまったが、ラマー(・ライス)が上手く守ってくれたことで、宮崎のフィールドゴール成功率を下げることができ、主導権を握れたのが大きかった。
さらに、テラ(寺下太基)から遠慮が消え、彼らしさを発揮してくれたことも大きな収穫だった。
高い確率でシュートを決めてくれた得点もさることながら、リバウンドに絡む、体を張るアグレッシブなプレイができていた。


―高松戦の対策は。

細かいところはこれからだが、最近の試合を見るとインサイドを中心に使ってくる雰囲気を感じている。
その中心になるのはテランス・ファーリー。
ゲイリー(・ハミルトン)、ラマー、レイ(・シェファー)のインサイド陣にはすでに伝えたが、ボールを簡単にペイント内で持たせないことが大事だ。
結果として持たれるにしても、体をぶつけるなりして、簡単に攻撃をさせないこと。
ファーリーに簡単に得点させず、タフショットに追い込めば、そのリバウンドからうちのアーリーオフェンスにつなげることができると思うので、それを狙いたい。

高松は竹田智史、高田秀一、菊池宏之といったいいアウトサイド攻撃のできる、いい日本人プレイヤーが多く、インサイドでリズムをつかまれたらアウトサイド攻撃にもリズムが出てくるので、まずディフェンスでも、オフェンスでもインサイドで主導権を握ることが大事だ。
今回は、いつもよりインサイドのウエイトが高くなる予感がしているからね。
ボールマンへのプレッシャー、ディナイ(パスを入れさせないガード)が重要だと思う。



―オフェンス面ではどうでしょう。


これまでと変わらず、ボールをシェアし、リングへのアタックを中心に、アーリーオフェンスをたくさん作って点を重ねるオフェンスをもっと追求したい。
こちらのリズムを崩すため、ゾーンを敷く時間帯を長くしたりといったことをやってくる可能性があると思うので、その対策は必要かなと思う。





―高松戦後は、いよいよプレイオフ。対戦相手は京都、島根、福岡に絞られました。


どことあたることになっても、やることは変わらない。
自分たちのバスケットボールをして、勝ちにいくだけだ。
ただ、京都とやるほうが(滋京)ダービーになるから盛り上がることは確実だろうから、その意味では京都とやりたいね。

いずれにしても、高松戦後は気持ちを高め、競争心を高める練習メニューを組んでいきたい。


(編集後記)
最終戦の高松は今シーズン10勝36敗と不振で、最下位に沈んでいますが「その意識で臨んでは絶対にいけない。ホーム開催に向け、負けられない状況は変わらないんだ」と強調した根間HC代行。

レイクスは連勝すれば無条件でホーム開催が決定しますが、ゲーム差ゼロの場合は試合数の少ない京都に勝率で上回られ、アウェイでの開催となってしまいます。
自分たちが勝つことでホーム開催を決め、プレイオフにつなげるために試合内容にもこだわる。
そんな意志が、根間HC代行からはヒシヒシと伝わってきました。

Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2011年04月19日12:25



VOICE OF LAKES