-Road to THE FINAL- 滋賀レイクスターズ プレイオフ特設ブログ

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Posted by 滋賀咲くブログ.at



VOICE OF LAKES #3-城宝匡史

VOICE OF LAKES第3回。
お待ちかね…かもしれませんね。



ジョー!
#31、城宝匡史選手です。

甘いマスクと華やかなスリーポイントで得点を重ねる、人気ナンバーワンのジョー。
しかし、レイクスのファンなら誰もがご存知のように、彼は単なるアイドルプレイヤーではありません。
ジョーのプレイは、連続スリーポイントに代表される得点力と同時に、高い位置からガードへディフェンスをしかけるプレイに代表されるように、実に泥臭くもあります。
今回のインタビューでは彼のバスケットボールに対する思いを、改めて掘り下げて聞いてみました。


―今のチームの状態はどうですか。

ペップが離脱してしまったし、(福岡戦で首を痛めた)マイキーも本調子じゃない。
そこが痛いところだけど、まだ時間はあるから、しっかり直してチームの力になってくれればと思う。
もともと、レイクスは個人の能力がすごく高い選手がたくさん集まっているチームだから、プレイタイムをシェアする必要があって、なかなかチームとしてまとまるのはもともと難しい。
加えて今は、怪我人も出てしまって、メンバーを固定して戦えているとは言いがたい。
そういう難しさがあるのは事実だね。



―今の順位では、ファーストラウンドの相手は京都、島根の可能性が高いですが…。

どっちかといえば、レジー・ゴルソンがいる島根の方が、ちょっと嫌かな。
スピードをもって、外からドライブして攻撃してくるビッグマンにはなかなか対応しづらいからね。
福岡のマイケル・パーカー、浜松のジェフリー・パーマーなんかもそう。
あと島根では、インサイドのジェラル・デービスのブロックも脅威。
2月に対戦したときも苦しんだからね。


―そういうプレイヤーがいるチームに勝つためには。
ディフェンスをしっかりやるしかない。
はっきり厳しいゾーンディフェンスを敷くとか、何か徹底した策が必要かもしれないね。
プレイオフはみんな必死にやってくるから、まずボディコンタクト(接触プレイ)のレベルが激しくなるし、レギュラーシーズンとはまったく違うバスケットになる。浜松が去年も今年も強いのは、ディフェンスがしっかりしているから。今年も浜松はディフェンスでは見劣りしないから、あんなに強いんだと思う。



―個人としての、今シーズンはどう評価しますか?

プレイタイムは昨年から減っている(平均27.3分)。
個人的には32-33分くらいは出たいんだけど、レイクスはタレントぞろいだから。
その中でも得点はそれなりにとれてる(平均13.2点)ので、結構いいかな、感じはしてる。
コンディションも、シーズン終盤だからもちろん100%ってわけじゃないけど、問題ないよ。


―プレイオフの目標はもちろん…
優勝!
…といいたいけど、まずファーストラウンドから、一歩ずつ。
ファイナル・フォーに行かないと話にならないからね。
チームには怪我人もいて不透明な要素が多いけど、まだ時間はある。
プレイオフで勝ち抜くためには、絶対にディフェンス。
とにかくディフェンスだよ。




(編集後記)
2925人で埋め尽くされた3月27日の京都戦(滋賀県立体育館)について聞くと「去年から少しずつ増えているのは感じていたけど、やっぱりあれだけ入ると、テンション上がるよね。逆にガラガラだとキツいよ」と振り返るジョー。
最後の写真の笑顔は、その話をしたときのものです。
普段から「ホーム、アウェイはプレイする上では一切関係ない」と言い切る強心臓の持ち主ながら、やはり満員のブースターで埋まったアリーナでのプレイには、心動かされるようですね。
もしファーストラウンド、あの日と同じように「満員の県立」で迎えることができたら、ジョーはどんなパフォーマンスを見せてくれるのだろう…と、ついつい思ってしまいました。

Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2011年04月15日12:12



VOICE OF LAKES

VOICE OF LAKES #2-堀川竜一

インタビューシリーズ「VOICE OF LAKES」第2回。
今回は、#8堀川竜一選手です。
日本人3人で2Qを戦うルールとなった今年の試合で、鍵になるのが3番、スモールフォワードのポジション。
レイクスでここを任されるのが堀川選手で、スリーポイント、ディフェンス、ファウルを誘うペネトレイトなど、重点を置くプレイは試合ごとに変わります。
主な仕事場となる2Qの「10分」に込める思いを聞きました。


―残り4試合。プレイオフへ向けて正念場です。

ホームで開催するために、勝たなくてはいけないのは当然。
プレイオフを見据えれば内容にもこだわらなくてはいけない。
福岡戦では両試合100点以上とられた。
40分の試合で100点取られたら、基本的には勝てない。
確かに、レイクスには得点力はある。
実際、日曜日は90点取ってるわけだからね。
でも、そうだとしても、90点とって負けてちゃだめでしょ。
やはり、ディフェンスを改善しないと。
100点取られたら、110点取るバスケットじゃなくて、
100点取らせないバスケットをすることが先だと思う。
今はこれからチームを作る、という段階じゃない。
個人個人がそれぞれの役割を果たす、ということをもう一度徹底する必要がある。


―チームの中の、自身の役割については。


今、僕の出番は基本的には2Q、日本人選手が3人になるときのスモールフォワード。
チームから求められているのは、オフェンス面では2Pと3Pを合わせたフィールドゴール成功率50%以上。
4本打てば2本以上、2本打てば1本以上は決める。
そして、より確実で、質の高いディフェンスをすることだと思っている。



―出番が2Qとわかっている中で、どう準備を進めるのですか。


だいたいポジションから、2Qでマッチアップする相手は分かっている。
その相手が1Qに出ていたら、その日のプレイに出るクセをチェックする。
もちろん過去の試合はビデオで見るけど、その日のプレイはビデオの通りというわけではないしね。
ドリブルは左右どっちからしかけてくるか、シュートをどのエリアから打ってくる傾向にあるか。
もっと言えば「今日はアイツ、接触プレイを嫌がってるな」とかね。
それを頭に入れてから、コートに入るようにしているね。


―今年は、2Qが日本人選手3人というルールになって、2Qの戦いが試合に大きく影響します。


2Qの戦いは良くなってきていると思う。
リードされてても2Qで追いついたり、逆転してリズムを作れる試合も増えてきたからね。
やはり、悪い流れで後半にバトンを渡したくない。
1Qで流れをつかめたら、その流れを離さない。
1Qでやられていたら、流れを作るか、取り戻す。
少しでも得点差を改善して、後半につなげたい。
それが仕事だからね。

―サイズで劣る外国籍選手につくケースも多いですね。

もちろん。
とはいえ、それはコートに立てば関係ない。
誰が相手でも、120%の力で挑むよ。
なかなかプレイタイムのない選手もいるし、コートに立っているときは、チームの代表。
そういう気持ちで戦っている。



—プレイオフではどんな戦い方をすべきですか?

プレイオフは一発勝負。
どれだけチームとして戦えるか。
個人がそれぞれバラバラにプレイしていては、あっという間に終わる。
そこを意識すれば、今取り組まなくてはいけないのは、福岡戦のあの負けをどう生かすか。
チームがうまくいかない、悪い時間帯は40分のなかで絶対にあるけど、それをどれだけ短くするか。
残り試合は、自分たちのバスケットをしっかりやりきって勝つ。
手を緩めず、相手を徹底的に潰すくらいの気持ちで行く。


(編集後記)
ちなみに、このインタビューは練習終了後におこなったのですが、1枚目の写真は、根間HC代行が、インタビュー中にブログ担当のカメラで撮影したものです。
なかなかいい写真なので、採用しました。
根間HC代行、カメラマンとしてもなかなかの腕前ですね。
わたしも負けず、もっといい写真を撮ります!!

Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2011年04月14日18:30



VOICE OF LAKES

VOICE OF LAKES #1-根間洋一HC代行

今回から「VOICE OF LAKES」と題しまして、レイクスのメンバーにさまざまな側面から語ってもらうインタビューを随時お届けします。

第1回目は、2月からチームの指揮を執る根間洋一ヘッドコーチ代行です。




―3位浮上のかかった福岡戦は2連敗。厳しい結果に終わりました。

オフェンスの終わり方が悪すぎた。
特に土曜日は40分通して福岡に好きなようにやられてしまった。
私が2月にHC代行に就任した後、一貫して取り組んできたのはボールをシェアし、バスケットにアタックしてファウルをもらい、相手より先にフリースローラインに立って、ファウルトラブルに追い込んで、主導権を握るオフェンスだ。
だが土曜日はそれがまったくできず、個人技に頼りすぎ、ジャンプシュートが多く、外した後に速攻を決められる悪循環に陥った。
この1ヶ月取り組んできたことが、ふりだしに戻ってしまったような気分だった。

日曜日はそこからある程度修正できたし、ディフェンスでもボールマン(ボールを持つ選手)へのプレッシャーをかけたことで、3Q中盤までは上手くいった。
だが、3Q終盤から4Qにかけて、マイケル・パーカーがあれだけバスケットから遠い位置で、ワン・オン・ワンからのシュートを高確率で決めてきたのは想定外だった。


―改善に向けては。


オフェンスの共通認識を徹底することに限る。
オフェンスの終わり方をきちんとできれば、リズムよくディフェンスに戻れるし、リバウンドを奪われて速攻を出され、イージーレイアップやダンクを決められる失点シーンが減る。
ハーフコートディフェンスにも課題がないわけではないが、その失点を減らすことが先決だ。


―「攻撃は最大の防御」であると?


そうとも言えるね。
オフェンスをクリアにすれば、ディフェンスのリズムも良くなる。
そこをまずやらなくてはいけないと考えている。


―福岡戦の日曜日には城宝匡史選手、岡田優選手の「ダブルスナイパー」が実現しました。


前日の首の打撲でマイキーがプレイできるかがティップオフ直前まで分からず、岡田をスターターにした。
結果としてはマイキーが34分プレイできたので、時間帯としては長くならなかったが、ディフェンス面では城宝がナイル・マーリーに上手に高い位置からプレッシャーをかけてくれて、ある程度の効果は出たと思う。


―ジョシュ・ペッパーズ選手の離脱は痛かったですね。


オフェンスの取り組みの中で「バスケットにアタックする」というプレイの核がペップだった。
彼がいたから、センターのいないスモールラインアップも機能したし、マイキーとのコンビネーション攻撃も大きな武器だったから、オプションが減ってしまった。
痛くないといえば嘘になるし、早く戻ってきてほしいのが正直なところだ。


―新加入の寺下太基選手が遠征メンバーから外れるなど、なかなか出番がありません。


彼にはもっと状態を上げてきてほしい。
ほとんどチームのゲームプランが固まっている段階で加入したわけだからね。
ただ、彼がどうこうよりも、遠征が10-11人と決まっている中での総合的判断だ。
もちろんゲームプラン上の判断もあるし、10番目、11番目の選手については、その週どんな練習をしたか、どれだけオフコートでも練習量があるかといった要素を判断材料にしている。
もちろん結果、数字が最も重視されるのがスポーツではあるが、私はコーチとして、そういうことを大事にしたい。

小川、堀川、石橋、佐藤といったプレイタイムの少ないベンチメンバーが、いの一番でシューティングをやっていたり、オフコートでもハードに練習している。
レイクスはよく『タレントが豊富だ』と言われるが、実はそういうベンチメンバーのがんばりが、今のチームを支えている。
準備を怠らない彼らを見れば、スターターのモチベーションは格段に違ってくるからね。






―宮崎戦に向けては。


これは就任以来ずっと心がけていることだが、相手に合わせたバスケットはしない。
大事なのは、自分たちが何をできるか、何をするか。
まずそこを固めておいて、それをベースにして、相手への対策が載ってくるイメージだ。
それが固まらないまま相手を研究しても意味がないし、対策をやっても機能しない。
チームで決めたシステムをしっかり遂行できればオフェンスもディフェンスも機能するし、誰かが特段、多く点を取る必要もない。
繰り返しになるが、オフェンスは終わり方が課題。
バスケットをシェアし、難しいパス、シュートを減らし、シンプルなプレイで確実に得点する。
それによってターンオーバーやミスを防いで、相手にチャンスを与えないこと。
スティールを防ぎ、ルーズボールをしっかりとりに行く球際の強さも必要だ。

ディフェンスではスクリーンアウト、スイッチ、ヘルプといった仕事を怠らず、さらに言えばもっと基本的なひざを曲げ、声を出すといった当たり前の部分をどれだけきちんとやれるか。
リバウンドも、ゲイリー1人に頼る時間があるが、それをどれだけ全員でいけるか。
もう一度、これまでやってきたことを徹底する。

福岡戦のあの敗戦は、この時期に、この相手に、ということを考えれば、起きてはならないことだった。
残り4試合全部、自分たちのバスケットをして勝つ。



お楽しみいただけましたでしょうか?
今後も各選手、レイクスチアリーダーズなどのインタビューをお届けしていきますので、ご期待ください!

Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2011年04月12日13:20



VOICE OF LAKES