VOICE OF LAKES#18―坂井信介代表兼GM(2)
VOICE OF LAKES、ならびに当ブログの最終回です。
滋賀レイクスターズ代表兼GMの坂井信介に、今季振り返りと、来季への構想を語ってもらいます。
チーム、運営会社の創設者である坂井は、滋賀bj会発足からの4年間に思いを馳せ、特別な感慨を抱いていたようです。
今年のプレイオフで初のホーム開催を達成し、初のプレイオフ勝ちぬきを経験しながら、しかし沖縄での完敗に、まだまだ足りないものがあることを痛感させられました。
来季から、さらに成長したレイクスになる、その具体策とは…?
―まず、今季を終えての感想を。
既に来季の準備に入っているところですが、まだ今季ファイナルに進出できなかった悔しさが残っています。
先週末、有明コロシアムで全試合を観戦したとき、昨年以上の悔しさを感じました。
有明ファイナル進出を信じて応援してくださったブースターやスポンサー、関係者の皆様、レイクスチアリーダーズの悔しさを考えると来季への責任を感じます。
―私も悔しかったです…!来季構想は後ほどにするとして、まず初のプレイオフホーム開催と、敗退した沖縄でのカンファレンス・セミファイナルについて語ってください。
初のプレイオフホーム開催は過去3シーズンの集大成のような興行でした。
2日で5000人を超える来場者、逆転勝利もあって、スポーツ興行として最高の盛り上がり、エキサイトメントがあったように思います。
創設活動開始からちょうど4年、個人的に感慨深いものがありました。
チーム、チア、演出関係者などがあの盛り上がりを生みだしているわけですが、一緒にそれを作り上げてくれた来場者の皆さんや66社の特別協賛企業、テレビ中継してくれたびわ湖放送や他関係者のおかげです。
この場を借りて、改めて感謝を申し上げたいですね。
―初日の負けで、どうなることかと思いましたが…。
思い返すとチームは初日、気負っていました。
試合前の雰囲気は(2位浮上のチャンスがあったものの大敗した)4月9日のレギュラーシーズン終盤戦のアウェイ福岡戦の土曜日と同じ感じでしたね。
ただ、プレイオフでは、福岡戦と同様に初日敗退したものの、試合後のロッカールームでは落胆の様子はなく、むしろ、後がなくなって、逆にグッと集中できていたように感じました。
そして2日目。
初の3000人超えの中で2試合ともに今季のベストゲームでした。
もちろんチームもよくやったけれど、過去最高の観客数や応援が後押しした逆転勝利だったなとひしひしと感じましたね。
その場にいた誰もがホームアドバンテージを感じたのではないかなと思いますし、来場者の皆さんがアドバンテージを作ってくれて、本物の一体感を作り出せた。
エキストラゲームの後半、ワラのバスケット・カウントやその後の会場のボルテージはレイクス創設3年の中で、一番記憶に残るシーンですね。
―確かにずっと思い出に残りそうなシーンですね…。しかしまだ2分以上残っていました。
あそこから逆転されていたら、目もあてられない事態になったのでは…と今となっては思うのですが。
そこがホームアドバンテージ!
3000人の中の90%が「逆転はもうあり得ない」とばかりに雰囲気を作りあげてくれました。
今思えば、大した点差じゃなかったんですけど…。
とにかくチーム、ブースターのみなさんが一体となったホームでの勝利でした。
―そこから沖縄でのカンファレンス・セミファイナルです。
個人で戦っていると言われ続けた今年のレイクスでしたが、5/1京都戦でのベストゲームを見て、私も沖縄戦へ期待を抱きました。
ただ、結果は2戦とも完敗。
レギュラーシーズンの1位チームであり、前年までに2年連続でセミファイナルをホーム開催して勝利している沖縄相手に地力で負けた。
この結果を真摯に受け止めて来期へ生かさねばと思いました。
―あと、セミファイナルで悔いが残る点がひとつ。沖縄にまで応援に来てくださった多くのブースターの皆様に、応援席のチケットを用意できませんでしたね。
昨年の神戸でのプレイオフのようにベンチ裏のチケットをブースターの皆様に一般販売することができなかったことが残念でなりません。
カード決定時点では興行主の沖縄チームが既に完売しており、ごく限られた枚数しか入手できなかったという実情があったにせよ、沖縄進出を見越し、もっと早い段階からベンチ裏席を100枚単位で入手しておくべきでした。
加えて、一般販売が難しい理由をタイムリーにお知らせできませんでした。
沖縄へ応援に行った、あるいは行こうとしたブースターの皆様に多大なストレスを与えてしまった。
深く反省しなくてはいけないと思っています。
皆様、この場を借りてお詫び申し上げます。
来年、同様のケースではしっかりチケットを確保します!
というか、まずそれ以前にレギュラーシーズン2位以上を確保し、ホームでカンファレンス・セミファイナルを開催するよう努力します!
…そうすれば、アウェイは有明ファイナルだけ。
有明ではチームシートが500席単位であるから、レイクスブースターの日本一の大声援を受けて戦えます。
来季はぜひ、そういう状況に持っていかなくてはいけないですね。
―しかし、セミファイナルはカードが決まる前から3000席が事実上完売していました。実際に会場に行っても、地鳴りのような声援が、1戦目の最初の得点からありました。琉球はそのあたりも凄かったですね。
3年連続ファイナル4進出というチームの結果もあわせ、現在のbjリーグで最も成功しているチームといえます。
今プレイオフで沖縄ホーム興行を見て改めて思ったのですが、レイクスより1年だけ先輩のチームなのに既に10年歴史があるかのような成熟を感じる運営、ブースターとの関係や地域での存在感があります。
地域性の違いはありますが、レイクスももっともっと、チーム作りや運営面でレベルアップを図らねばならないと痛感しました。
―さて、ここからは来季に向けてです。GMとしてどのようなチーム作りを?
間違いなく来季は上位争いが激しくなります。
今年5位、6位だった京都、島根が更に強くなって上位は混戦になることが予想され、プレイオフ圏内の6位、ホーム開催の4位以内を確保することもこれまで以上に難しくなるでしょう。
そんな中で、どうやったら西地区1位、2位に入れるのかを考えて準備に入ったところです。
―具体的には?
西地区の強豪の沖縄や大阪とレイクスを比較した場合、レイクスにはまだ確固たるスタイルというか、基盤が確立できていないように思います。
バスケットボールのスタイルだけでなく、何と言うか、抽象的ですが、チームの基盤や存在感というか、これがレイクス、という雰囲気を感じさせるものがまだ確立されていない。
もちろんbjリーグの新規チームは何もないところからリーグのドラフト制度によってチームを作るので、本物の基盤作りは後からついてくるものですが、大阪は初期3連覇の実績もあって、スタイルというか基盤があるように思うし、沖縄にもそれができつつあります。
両チームともに、たとえば選手が何割か入れ替わっても、大きく実力やスタイルが変わらないチームとしての力を感じます。
それは、競技実績や歴史が作るのかもしれないし、もしくはプロスポーツの様式美みたいなものなのか…。
いずれにしろスタイルや、基盤といったものの要素はひとつではないですが、レイクスとしての確固としたものを作りたいですね。
―抽象的になってきてしまいましたね(笑)続いて、来季への編成面の考え方から、具体的にいきましょう。
失礼しました(笑)
まずは、基盤作りにあたって「スタイル」をもっているヘッドコーチの招聘を最優先事項として進めています。
人材としては、実績も重要ですが、チーム指導、管理にあたっての考え方、やり方がレイクスの目指す方向に合っていることが大事。
現在人選中ですが、なるべく早く契約して発表したいですね。
そして、FAとドラフト制度を利用して日本人選手を補強します。
「どのポジションにどういう選手が欲しい」というフロアバランス上の理由ももちろんですが、これも今後のレイクスの方向性に合った選手を獲得したいと考えています。
これまで以上にチームプレイを重視しますから、それをできるプレイヤーですね。
―では、外国人選手は?
目指すのは、浜松、琉球などのように、個人で優秀な能力を持ちながら、なおかつ試合ではチームプレイに徹することのできるプレイヤー。これからのbjリーグの水準に合ったプレイヤーで、レイクスのスタイル構築に合う人材を選んでいきたい。
そういう意味では、大幅入れ替えだってあり得ますよ。
―なるほど…。では、運営面での今年の総括と来期への展望を。
プレイオフをはじめてホーム開催できたことで単年度黒字を達成できそうで、ホッとしているのが正直なところです。しかしながら、3シーズン目でようやく単年での収支トントンになったに過ぎず、累積赤字の解消にはまだ至っていません。
チームの維持、強化はもちろん、スポーツ事業を通じての滋賀の活性化への貢献も収益をあげていかないとできないものばかりです。
収益=理念の具現化となるよう、頑張らなくてはいけませんね。
まずは今季、プレイオフも含めて49,800人だった動員を、来季はレギュラーシーズン26試合だけで50,000人動員を達成したい。また、ブースターのみなさんに核となる1600名余りのクラブレイクス会員をもっと増員できるよう、皆様が入っていただきやすいよう、入りたくなるようなクラブに内容を刷新します。
来季は最低でも2000名以上、2500名レベルまでもっていきたいですね。
そして今季、280社を超えるスポンサー様に協力いただいて、スポンサー数はbjリーグナンバーワンになりましたが、これを維持しながら、更に増やしていけるようにスポンサー権益や、サービス向上も必要です。
動員、ブースタークラブ会員数、スポンサー数は地域の支持の指標です。
3つともこれまで以上にレイクスの価値や活動を認めてもらって、拡大できるように努力していきます。
これまでの延長線上として、チーム強化、ゲーム内容、興行エンタテイメントや運営面の向上に取り組んだ上で、新しい取り組みもいくつか始めたい。
具体的には後日発表することになりますけどね。
そして、これとは別に東日本大震災に対する復興支援活動も、今年取り組んだ物資、募金集め以外でも何ができるか検討中です。
今後3-5年の中期を見据えて、継続してできる活動を提示していきたいですね。
―最後に、レイクスに関わるすべての方にメッセージを。
ブースター、スポンサーの皆様、本当に色々なことがあった3年目のシーズンでしたが、応援をありがとうございました。
有明ファイナルへの進出は来期へ持ち越しになりましたが、必ずステップアップできるチームになるように現在、編成面に全力を尽くしています。
新生レイクスにご期待ください!
(編集後記&あいさつにかえて)
いかがでしたでしょうか?
プレイオフ進出が2回目、ホームでの初開催、そして初のプレイオフシリーズ勝利。
今年の成果を受けたからこそですが「もっと、もっと上に」というものがレイクス全体にできあがっています。
浜松、琉球、大阪…。
リーグの強豪チームに追いつき、追い越せと無我夢中に走った3シーズン目、彼らとの距離は着実に縮まっています。
でも、明らかな差や、足りないものが、縮まったがゆえに、はっきりと見えました。
編成面では坂井も申し上げたとおり、新ヘッドコーチ招聘を最優先に動いています。
ブースターのみなさまへのお知らせに時間がかかっていますが、拙速にならないよう、じっくりと着実なチームの構築に取り組んでいます。
正式発表まで、今しばらくおまちくださいね。
…さて、手探りで始めた当ブログも、76回目の今回が最終回です。
できるだけ、これまでとは違う形でレイクスをお伝えしようと取り組んできましたが、いろいろと不手際があり、行き届かないところも多々あったかなと思います。
お待たせしすぎたこともありました。
この場をお借りして、わたしもお詫び申し上げます。
来季、このような機会があるかどうかまだわかりませんが、そのときはぜひ、お楽しみいただけたらと思います。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
最後はもちろん、来季への願いをこめて、この挨拶で締めくくります。
それではみなさま、ファイナルで!
滋賀レイクスターズ代表兼GMの坂井信介に、今季振り返りと、来季への構想を語ってもらいます。
チーム、運営会社の創設者である坂井は、滋賀bj会発足からの4年間に思いを馳せ、特別な感慨を抱いていたようです。
今年のプレイオフで初のホーム開催を達成し、初のプレイオフ勝ちぬきを経験しながら、しかし沖縄での完敗に、まだまだ足りないものがあることを痛感させられました。
来季から、さらに成長したレイクスになる、その具体策とは…?
―まず、今季を終えての感想を。
既に来季の準備に入っているところですが、まだ今季ファイナルに進出できなかった悔しさが残っています。
先週末、有明コロシアムで全試合を観戦したとき、昨年以上の悔しさを感じました。
有明ファイナル進出を信じて応援してくださったブースターやスポンサー、関係者の皆様、レイクスチアリーダーズの悔しさを考えると来季への責任を感じます。
―私も悔しかったです…!来季構想は後ほどにするとして、まず初のプレイオフホーム開催と、敗退した沖縄でのカンファレンス・セミファイナルについて語ってください。
初のプレイオフホーム開催は過去3シーズンの集大成のような興行でした。
2日で5000人を超える来場者、逆転勝利もあって、スポーツ興行として最高の盛り上がり、エキサイトメントがあったように思います。
創設活動開始からちょうど4年、個人的に感慨深いものがありました。
チーム、チア、演出関係者などがあの盛り上がりを生みだしているわけですが、一緒にそれを作り上げてくれた来場者の皆さんや66社の特別協賛企業、テレビ中継してくれたびわ湖放送や他関係者のおかげです。
この場を借りて、改めて感謝を申し上げたいですね。
―初日の負けで、どうなることかと思いましたが…。
思い返すとチームは初日、気負っていました。
試合前の雰囲気は(2位浮上のチャンスがあったものの大敗した)4月9日のレギュラーシーズン終盤戦のアウェイ福岡戦の土曜日と同じ感じでしたね。
ただ、プレイオフでは、福岡戦と同様に初日敗退したものの、試合後のロッカールームでは落胆の様子はなく、むしろ、後がなくなって、逆にグッと集中できていたように感じました。
そして2日目。
初の3000人超えの中で2試合ともに今季のベストゲームでした。
もちろんチームもよくやったけれど、過去最高の観客数や応援が後押しした逆転勝利だったなとひしひしと感じましたね。
その場にいた誰もがホームアドバンテージを感じたのではないかなと思いますし、来場者の皆さんがアドバンテージを作ってくれて、本物の一体感を作り出せた。
エキストラゲームの後半、ワラのバスケット・カウントやその後の会場のボルテージはレイクス創設3年の中で、一番記憶に残るシーンですね。
―確かにずっと思い出に残りそうなシーンですね…。しかしまだ2分以上残っていました。
あそこから逆転されていたら、目もあてられない事態になったのでは…と今となっては思うのですが。
そこがホームアドバンテージ!
3000人の中の90%が「逆転はもうあり得ない」とばかりに雰囲気を作りあげてくれました。
今思えば、大した点差じゃなかったんですけど…。
とにかくチーム、ブースターのみなさんが一体となったホームでの勝利でした。
―そこから沖縄でのカンファレンス・セミファイナルです。
個人で戦っていると言われ続けた今年のレイクスでしたが、5/1京都戦でのベストゲームを見て、私も沖縄戦へ期待を抱きました。
ただ、結果は2戦とも完敗。
レギュラーシーズンの1位チームであり、前年までに2年連続でセミファイナルをホーム開催して勝利している沖縄相手に地力で負けた。
この結果を真摯に受け止めて来期へ生かさねばと思いました。
―あと、セミファイナルで悔いが残る点がひとつ。沖縄にまで応援に来てくださった多くのブースターの皆様に、応援席のチケットを用意できませんでしたね。
昨年の神戸でのプレイオフのようにベンチ裏のチケットをブースターの皆様に一般販売することができなかったことが残念でなりません。
カード決定時点では興行主の沖縄チームが既に完売しており、ごく限られた枚数しか入手できなかったという実情があったにせよ、沖縄進出を見越し、もっと早い段階からベンチ裏席を100枚単位で入手しておくべきでした。
加えて、一般販売が難しい理由をタイムリーにお知らせできませんでした。
沖縄へ応援に行った、あるいは行こうとしたブースターの皆様に多大なストレスを与えてしまった。
深く反省しなくてはいけないと思っています。
皆様、この場を借りてお詫び申し上げます。
来年、同様のケースではしっかりチケットを確保します!
というか、まずそれ以前にレギュラーシーズン2位以上を確保し、ホームでカンファレンス・セミファイナルを開催するよう努力します!
…そうすれば、アウェイは有明ファイナルだけ。
有明ではチームシートが500席単位であるから、レイクスブースターの日本一の大声援を受けて戦えます。
来季はぜひ、そういう状況に持っていかなくてはいけないですね。
―しかし、セミファイナルはカードが決まる前から3000席が事実上完売していました。実際に会場に行っても、地鳴りのような声援が、1戦目の最初の得点からありました。琉球はそのあたりも凄かったですね。
3年連続ファイナル4進出というチームの結果もあわせ、現在のbjリーグで最も成功しているチームといえます。
今プレイオフで沖縄ホーム興行を見て改めて思ったのですが、レイクスより1年だけ先輩のチームなのに既に10年歴史があるかのような成熟を感じる運営、ブースターとの関係や地域での存在感があります。
地域性の違いはありますが、レイクスももっともっと、チーム作りや運営面でレベルアップを図らねばならないと痛感しました。
―さて、ここからは来季に向けてです。GMとしてどのようなチーム作りを?
間違いなく来季は上位争いが激しくなります。
今年5位、6位だった京都、島根が更に強くなって上位は混戦になることが予想され、プレイオフ圏内の6位、ホーム開催の4位以内を確保することもこれまで以上に難しくなるでしょう。
そんな中で、どうやったら西地区1位、2位に入れるのかを考えて準備に入ったところです。
―具体的には?
西地区の強豪の沖縄や大阪とレイクスを比較した場合、レイクスにはまだ確固たるスタイルというか、基盤が確立できていないように思います。
バスケットボールのスタイルだけでなく、何と言うか、抽象的ですが、チームの基盤や存在感というか、これがレイクス、という雰囲気を感じさせるものがまだ確立されていない。
もちろんbjリーグの新規チームは何もないところからリーグのドラフト制度によってチームを作るので、本物の基盤作りは後からついてくるものですが、大阪は初期3連覇の実績もあって、スタイルというか基盤があるように思うし、沖縄にもそれができつつあります。
両チームともに、たとえば選手が何割か入れ替わっても、大きく実力やスタイルが変わらないチームとしての力を感じます。
それは、競技実績や歴史が作るのかもしれないし、もしくはプロスポーツの様式美みたいなものなのか…。
いずれにしろスタイルや、基盤といったものの要素はひとつではないですが、レイクスとしての確固としたものを作りたいですね。
―抽象的になってきてしまいましたね(笑)続いて、来季への編成面の考え方から、具体的にいきましょう。
失礼しました(笑)
まずは、基盤作りにあたって「スタイル」をもっているヘッドコーチの招聘を最優先事項として進めています。
人材としては、実績も重要ですが、チーム指導、管理にあたっての考え方、やり方がレイクスの目指す方向に合っていることが大事。
現在人選中ですが、なるべく早く契約して発表したいですね。
そして、FAとドラフト制度を利用して日本人選手を補強します。
「どのポジションにどういう選手が欲しい」というフロアバランス上の理由ももちろんですが、これも今後のレイクスの方向性に合った選手を獲得したいと考えています。
これまで以上にチームプレイを重視しますから、それをできるプレイヤーですね。
―では、外国人選手は?
目指すのは、浜松、琉球などのように、個人で優秀な能力を持ちながら、なおかつ試合ではチームプレイに徹することのできるプレイヤー。これからのbjリーグの水準に合ったプレイヤーで、レイクスのスタイル構築に合う人材を選んでいきたい。
そういう意味では、大幅入れ替えだってあり得ますよ。
―なるほど…。では、運営面での今年の総括と来期への展望を。
プレイオフをはじめてホーム開催できたことで単年度黒字を達成できそうで、ホッとしているのが正直なところです。しかしながら、3シーズン目でようやく単年での収支トントンになったに過ぎず、累積赤字の解消にはまだ至っていません。
チームの維持、強化はもちろん、スポーツ事業を通じての滋賀の活性化への貢献も収益をあげていかないとできないものばかりです。
収益=理念の具現化となるよう、頑張らなくてはいけませんね。
まずは今季、プレイオフも含めて49,800人だった動員を、来季はレギュラーシーズン26試合だけで50,000人動員を達成したい。また、ブースターのみなさんに核となる1600名余りのクラブレイクス会員をもっと増員できるよう、皆様が入っていただきやすいよう、入りたくなるようなクラブに内容を刷新します。
来季は最低でも2000名以上、2500名レベルまでもっていきたいですね。
そして今季、280社を超えるスポンサー様に協力いただいて、スポンサー数はbjリーグナンバーワンになりましたが、これを維持しながら、更に増やしていけるようにスポンサー権益や、サービス向上も必要です。
動員、ブースタークラブ会員数、スポンサー数は地域の支持の指標です。
3つともこれまで以上にレイクスの価値や活動を認めてもらって、拡大できるように努力していきます。
これまでの延長線上として、チーム強化、ゲーム内容、興行エンタテイメントや運営面の向上に取り組んだ上で、新しい取り組みもいくつか始めたい。
具体的には後日発表することになりますけどね。
そして、これとは別に東日本大震災に対する復興支援活動も、今年取り組んだ物資、募金集め以外でも何ができるか検討中です。
今後3-5年の中期を見据えて、継続してできる活動を提示していきたいですね。
―最後に、レイクスに関わるすべての方にメッセージを。
ブースター、スポンサーの皆様、本当に色々なことがあった3年目のシーズンでしたが、応援をありがとうございました。
有明ファイナルへの進出は来期へ持ち越しになりましたが、必ずステップアップできるチームになるように現在、編成面に全力を尽くしています。
新生レイクスにご期待ください!
(編集後記&あいさつにかえて)
いかがでしたでしょうか?
プレイオフ進出が2回目、ホームでの初開催、そして初のプレイオフシリーズ勝利。
今年の成果を受けたからこそですが「もっと、もっと上に」というものがレイクス全体にできあがっています。
浜松、琉球、大阪…。
リーグの強豪チームに追いつき、追い越せと無我夢中に走った3シーズン目、彼らとの距離は着実に縮まっています。
でも、明らかな差や、足りないものが、縮まったがゆえに、はっきりと見えました。
編成面では坂井も申し上げたとおり、新ヘッドコーチ招聘を最優先に動いています。
ブースターのみなさまへのお知らせに時間がかかっていますが、拙速にならないよう、じっくりと着実なチームの構築に取り組んでいます。
正式発表まで、今しばらくおまちくださいね。
…さて、手探りで始めた当ブログも、76回目の今回が最終回です。
できるだけ、これまでとは違う形でレイクスをお伝えしようと取り組んできましたが、いろいろと不手際があり、行き届かないところも多々あったかなと思います。
お待たせしすぎたこともありました。
この場をお借りして、わたしもお詫び申し上げます。
来季、このような機会があるかどうかまだわかりませんが、そのときはぜひ、お楽しみいただけたらと思います。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
最後はもちろん、来季への願いをこめて、この挨拶で締めくくります。
それではみなさま、ファイナルで!
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Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2011年05月28日14:56